
滋賀県内で「2019滋賀びわ湖のひな人形めぐり」が行われています。
大津市 ; 叶 匠壽庵 寿長生の郷、西教寺、旧竹林院、公人屋敷
竜王町 ; 道の駅 竜王かがみの里 、道の駅アグリパーク竜王、竜王町公民館
日野町 ; 近江日野商人館、日野まちかど感応館、ふるさと館旧山中正吉邸
近江八幡市 ; 近江八幡市立資料館、旧西川家住宅、旧伴家住宅
彦根市 ; 彦根城博物館(井伊直弼公の愛娘弥千代のお雛様と大揃いの雛道具)
長浜市 ; 黒壁スクエア、長浜城歴史博物館、長浜市中心市街地一帯
愛荘町 ; 西澤眞蔵記念館、湖東三山館あいしょう、中山道愛知川宿街道交流館
東近江市 ; 五個荘近江商人屋敷 、近江商人博物館





撮り溜めた色々な雛人形の写真をスライドショー動画にしてみました。
商家に伝わるひな人形めぐり

近江商人発祥の地の1つ、五個荘地区の近江商人屋敷(中江準五郎邸・外村宇兵衛邸・外村繁邸・藤井彦四郎邸)には、江戸時代から大切に受け継がれた家宝雛から現代のひな人形まで展示されます。
昨年(2018年)の様子は下記を参照ください。










琵琶湖の自然の美しさを表現する創作ひな人形「清湖雛(せいこびな)」は、雛匠・東之湖(布施和信)さんによる作品です。
滋賀県の特産品である近江上布を使用し、清らかで美しい雛人形の世界観に癒されます。


ぷらざ三方よし(東近江市五個荘地区にある観光案内所)には、東之湖(とうこ)さんの内裏雛が飾られていました。
入館無料です。





五個荘近江商人屋敷の外村繁邸では、「にんげん雛絵巻まつり」が行われ、地元の方々が、お内裏様・お雛様・三人官女・五人囃子の雛人形に扮します。
今年は、見物できなかったのですが、2019年2月2日、3日に、近江商人屋敷外村宇兵衛邸にて、「こども雛絵巻まつり」ということで、小学生10人が、内裏雛、三人官女、五人囃子に扮して、ひな壇に並びました。
日野ひなまつり紀行

滋賀県蒲生郡日野町の近江日野商人館・日野まちかど感応館・近江日野商人ふるさと館「旧山中正吉邸」、大窪ギンザ商店街から馬見岡綿向神社までの町並み一帯で開催。

通りを散歩していると、あちこちに桟敷窓があり、覗くと、ひな人形を見ることができます。約150か所あるそうです。
近江日野商人館



近江日野商人館(入館料;300円)には、初めて訪れましたが、想像以上にたくさんの雛人形が展示されていました。
旧山中正吉邸

日野商人の代表的な本宅建築「旧山中正吉家住宅」(入館料;300円)には、立派な洋間がありました。


日野まちかど感応館

日野まちかど感応館(旧正野薬店)は、観光案内の拠点・休憩スポットで、ここにも雛人形が飾られていました。入館無料です。
愛荘町 西澤眞蔵記念館

西澤眞蔵さんは、明治時代に活躍した実業家で、水不足に悩む愛知県豊田市で全財産を注ぎ込んで農業用水を完成させたそうです。

https://goo.gl/YJw9RS

保育園の年長さんが作った作品です。
黒壁ガラスのひなまつり

長浜市の黒壁スクエア一帯では、ガラスのお雛様展が開催され、ガラス作家によるガラス製のひな人形が展示販売されています。
写真撮影の許可をいただきましたので紹介します。

黒壁AMISU 4SEASON では、ガラスの雛人形が展示。

gallery AMISU では、硝子雛が展示され、お召し物の見事な曲線は、ヴェネツィアンガラスの技法で作られているそうです。

黒壁ガラス館では、可愛いミニチュアの雛人形などが販売されていました。
なお、期間中、ガラスのお雛さま作り体験教室なども実施されていました。
笑い竹

近江八幡市立図書館にて、夫婦都市の富士宮市から提携50周年記念で送られた「笑い竹」です。


竹を使って、こんな愉快な作品が作れるとは感心です。

近江八幡市と富士宮市
「神様が土を掘り、その土を運んでつくりあげたのが富士山、掘った後が琵琶湖」との伝説があるそうで、静岡県富士宮市と近江八幡市が、1968年に夫婦都市の提携を結び、2018年には50周年、つまり、金婚式を迎えました。
両市では、琵琶湖の水を富士山頂に奉納する「お水取り」を行い、富士山麓の湧水を琵琶湖に注ぐ「お水返し」の交流行事を行なっているそうです。
良い行事だなあと思います。

http://goo.gl/HpM46b
竜王のおひなさん

滋賀県蒲生郡竜王町では、竜王町公民館フェスタ「竜王のおひなさん」が、2019年4月1日(日)まで開催です。(旧暦の雛祭りに合わせて、1ヶ月遅い時期まで開催です。)
入場無料です。
竜王町公民館
所在地;滋賀県蒲生郡竜王町大字小口276番地1


入り口を入ると、イルミネーション付きのひな壇と竹灯籠がありました。

江戸時代、明治時代、大正時代、昭和時代の雛人形が陳列されています。
表情(顔つき)や飾りや、お召し物の刺繍など変遷がわかって興味深いです。

竜王町には、日野や五個荘のような商家は少ないようですが、町内のご家庭に保存されている雛人形が多数陳列されています。
顔出しパネル看板もあり、記念写真も撮れます。

京雛(京風の雛人形)、関東雛(関東風の雛人形)が多数陳列されています。

京雛と関東雛の主な違いは、男雛(お内裏様)と女雛(お雛様)の位置です。
左(正面向かって右)に位の高い人(男雛)が座るのが伝統的な京雛。
近年になり、国際的には右(正面向かって左)が上位ということで、外国文化にならい明治時代あるいは大正時代あたりから、関東雛では位置が逆になります。
現在では、天皇陛下と皇后陛下の立ち位置も、向かって左が天皇陛下ですね。

吊るし雛があると華やかに見えます。


トールペイント、ちぎり絵、竹灯籠、シャドウボックスなど町民の皆さんによる雛人形にまつわる手作り作品も多数陳列されています。






ちぎり絵は和紙を使うのではなく、新聞紙や包装紙などを使っているそうなので、材料費はほとんどかかっていないそうです。

色々な手作り作品を見て回るだけでも楽しいです。
あまり、イベントの広報活動や宣伝活動をされていないようなので、訪問客も少ないのですが、雛人形に興味のある方にとっては、一見の価値があると思いました。オススメです。
福よせ雛

福よせ雛プロジェクトは、使われなくなったひな人形や捨てられゆく雛人形が新たな活躍の場を作るプロジェクトで、愛知県、岐阜県などで開催されます。
写真は、昨年(2018年)に訪れた岐阜県郡上市の郡上八幡の福よせ雛です。


お雛様の日常生活や世相をユーモラスに反映した創作雛人形を見ると微笑ましい気持ちになります。
野菜の雛人形

道の駅あいとうマーガレットステーションの直売館では、白菜など7種類の野菜で作った雛人形が飾られていました。

顔は大根。着物は色んな白菜で作られていました。




2019年(平成31年) 1月12日(土曜日)、えきまちテラス長浜にて、滋賀県内8市町から、ゆるキャラブームの火付け役ひこにゃんなどのご当地人気マスコットキャラクターが集合してひな壇を飾りました。

お内裏様;おおつ光ルくん(大津市)
お雛様;やちにゃん(彦根市)
三人官女;太子にゃん(東近江市)、ひこにゃん(彦根市)、がもにゃん(日野町)
五人囃子;近江うし丸くん(竜王町)、ひでよしくん(長浜市)、らんまるくん(近江八幡市)、三成くん(長浜市)、あしょうさん(愛荘町)
おりがみ

折り紙のひな人形を能登川水車の前に置いてみました。






可愛くて美味しいマカロン
雛人形の歴史
平安時代に、厄払いの意味合いで紙で作った人形を小舟に乗せて川や海に流す風習があり、また、貴族の子女の間では人形遊びが行われていたようで、やがて、雛祭として楽しい行事になり、江戸時代には現在のように3月3日のひな祭りとして、女の子の健やかな成長を願うようになったそうです。

http://www.ningyo-kyokai.or.jp/jiten/history.html

https://tg-uchi.jp/topics/4017
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